【SIerの業界地図・今後の動向】大手企業で働くために重要な3つのポイントとは?

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この記事でお伝えすること
  1. あなたが入るべき大手SIerは?分類やランキングを紹介
  2. こんなにもらっていいの?大手SIerの年収と偏差値を解説‼︎
  3. 一番気になる‼︎大手SIerのメリット、デメリットは意外だった…。
  4. 【転職したいなら必見‼︎】大手SIerに転職する人に必要な3つのスキル

クライアントが求めるシステムを開発する企業である「SIer」。

SIerで働きたいと思う人の中には、

「大手のSIerで高い年収と安定が欲しい…!」

「でも、規模の大きいSIerで働くにはどうすれば良いの…?」

と考える人も多いのではないでしょうか。

“ちか”

SIerへ転職をするなら、大手の方が稼げて安心な気がします…!

でも大手企業に入社するのは難しそう…。

“なかがわ”

確かに大手のSIerへ勤めるのは簡単ではありません。

規模の大きいSIerで働きたいなら、

  • SIerの業界地図
  • 転職するために重要なポイント
  • 大手SIerに転職する人に必要なスキル

などを理解することが必要です。

そこで今回は、大手のSIerについてお伝えします。

大手のSIerへ就職したいと考える人は、ぜひ読み進めてくださいね。

また、いますぐ働いている環境を変えたい!転職したい!という方には、

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なかがわ

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【何系があなたにおすすめ?】代表的な大手SIerとカテゴリーごとの業務の違いを紹介

ちか

大手のSIerって、どんな企業があるんですか?

なかがわ

SIer業界は、主に5つの分類に分けられています。

ここではSIerの業界の分類ごとに、大手の代表的な企業を紹介しますね。

【5分で理解】SIerとは?必要な3つのスキルと効率良く就職する方法

ユーザー系SIer

ユーザー系SIerは、企業の子会社として親会社やそのグループ企業のシステム開発を行っています。

ユーザー系SIerは親会社から仕事を請けられるので、比較的安定しているのが特徴です。

なかがわ

ユーザー系は親会社への依存度が高いので、親元の会社の経営が上手くいかないと、ダメージを受ける場面もあります。

ユーザー系SIerの代表的な大手企業
  • NTTデータ
  • 新日鉄住金ソリューションズ
  • 伊藤忠テクノソリューションズ

親会社が金融系、商社系などの特徴を持っているので、ユーザー系のSIerでは特定の業界への知識や技術が深めることが可能です。

メーカー系SIer

メーカー系のSIerは、ハードウェアやソフトウェアのようなコンピューターメーカーのシステム開発部門が独立したものです。

メーカー系SIerもユーザー系SIerと同様に、親会社から仕事の大部分を請けています。

なので親会社の経営が困難にならない限りは、安定して仕事を行うことが可能です。

メーカー系SIerの代表的な大手企業
  • 日立システムズ
  • 富士通マーケティング
  • NECソリューションイノベーター

メーカー系SIerは親元の企業から継続的に仕事をもらえますが、関わる案件の種類はそこまで多くありません。

なかがわ

そのため幅広い分野のプロジェクトに関わって、様々なスキルを身につけたい人にはあまり向いていないでしょう。

独立系SIer

独立系SIerはユーザー系やメーカー系のSIerとは違って、親会社を持たずにシステム開発を行っています。

独立系SIerは親会社を持たないので、様々なクライアントの要望に対して柔軟に対応できるのが特徴です。

なかがわ

親会社の意向を気にしなくても開発を進められるのが、独立系SIerの魅力ですね。

独立系SIerではいろんな開発案件に関われるので、幅広い知識を習得したい人におすすめです。

独立系SIerの代表的な大手企業
  • 大塚商会
  • 富士ソフト
  • オービック

コンサル系SIer

コンサル系SIerは、クライアントの問題を改善する戦略を立てるSIerです。

コンサル系SIerの大部分は、システム開発に関わる全ての工程を担当するわけではありません。

クライアントの要望をヒアリングしてまとめる要件定義のような、「上流工程」のみを行う企業が多いです。

ちか

コンサル系SIerは、クライアントの利益が大きくなるように考えるのが仕事なんですね…!

なかがわ

そのとおりです!

コンサル系SIerは、システムを作りたい顧客の経営を支援する方法を提案しています。

コンサル系SIerの代表的な大手企業
  • アクセンチュア
  • 野村総合研究所
  • アビームコンサルティング

コンサル系SIerで、コンサルティング以外にもシステム開発を行う企業もあります。

しかし、システムを開発するスキルをしっかりと身に付けたいなら、コンサル系SIer以外で経験を積んだ方が良いでしょう。

外資系SIer

外資系SIerはその名の通り、日本での事業に参入してきた外国のSI企業です。

外資系なので日本の年功序列システムとは異なり、給料は完全に実力で左右されます。

ちか

頑張った分を適切に評価されるのは良いですね!

外資系SIerで活躍するには高いスキルや語学力が必要ですが、日本企業ではできない経験ができます。

外資系系SIerの代表的な大手企業
  • アクセンチュア
  • IBM
  • SAP

ここまで紹介した代表的な大手企業以外にも、たくさんのSIerが存在します。

なかがわ

紹介したSIer業界の分類と特徴、代表的な企業をもう一度復習しましょう。

【ユーザー系SIer】

企業の子会社。親会社やそのグループ企業のシステム開発を行う。安定しているので働きやすい。

・NTTデータ
・新日鉄住金ソリューションズ
・伊藤忠テクノソリューションズ

【メーカー系SIer】

コンピューターメーカーのシステム開発部門が独立したもの。親会社のシステム開発を行う。安定している。

・日立システムズ
・富士通マーケティング
・NECソリューションイノベーター

【独立系SIer】

親会社を持たずにシステム開発を行うSIer。柔軟な開発ができる。

・大塚商会
・富士ソフト
・オービック

【コンサル系SIer】

クライアントの問題を改善する戦略を立てるSIer。コンサルティングに強い。

・アクセンチュア
・野村総合研究所
・アビームコンサルティング

【外資系SIer】

日本での事業に参入してきた外国のSI企業。実力成果主義で高給を得られる可能性が高い。

・アクセンチュア
・IBM
・SAP

ちか

SIerと言っても、様々な分類に分かれているんですね…!

【IT業界でしっかり稼ぎたい‼︎】大手SIerの売上ランキング2020を紹介

ちか

大手SIerに挑戦してみたいです‼︎
たくさん給料が欲しいのですがどういった企業を狙えばいいのでしょうか?

なかがわ

いい質問ですね‼︎
SIerとして給料を重視するなら、大手の中でも売り上げが伸びている企業に挑戦するいいですよ‼︎
給料水準が高いので満足した給料をもらうことができるでしょう。

応募する企業を選ぶ際に企業の売上を確認することが大切です。

売上はその企業の事業規模を表しており、市場に対してどのくらいの影響力がある企業なのかを判断することができます。

サービスのシェア率が高く、安定したポジションを確率しているため高い給料水準とIT業界の急成長により給料が上がりやすい傾向にあります。

ここからは具体的にどんな企業が売上が高いのか2020年最新のデータを参考にランキングを紹介します。

1位:日本HP 6兆3,527億円
2位:Cisco 5兆6,360億円
3位:アクセンチュア 4兆5,184億円
4位:NEC 2兆9,500億円
5位:NTTデータ 2兆1,636億円
6位:富士通 1兆9,318億円
7位:NTTコミュニケーションズ 1兆3,500億円
8位:日立製作所 9,486億円
9位:IBM 9,053億円
10位:大塚商会 6,849億円

売上の高い企業で働くことで安定した給料が保証されているだけでなく、大きなプロジェクトにも携われるので自分のスキルアップにも繋がります。

上記のランキングを参考に気になる企業をチェックしてみるといいでしょう。

売上の高い企業ほど安定している傾向にありますし、後ほど紹介するポイントを抑えることで内定をもらいやすくなりますよ。

【2022年】SIer企業ランキング徹底比較!失敗しない会社選び3つのポイント

【平均年収は700万円以上?】人気な大手SIerの年収や偏差値はどれくらい?

ちか

大手のSIerの年収ってどれくらいなんでしょうか…?

なかがわ

大手のSIerの平均年収は、比較的高いのが特徴です

以下の表は、先程紹介したSIer業界分類ごとの、代表的企業の平均年収となっています。

【ユーザー系SIer】

NTTデータ 795万円
新日鉄住金ソリューションズ 814万円
伊藤忠テクノソリューションズ 765万円

【メーカー系SIer】

日立システムズ 711万円
富士通マーケティング 731万円
NECソリューションイノベーター 548万円

【独立系SIer】

大塚商会 812万円
富士ソフト 590万円
オービック 795万円

【コンサル系SIer】

アクセンチュア 900万円
野村総合研究所 1122万円
アビームコンサルティング 750万円

【外資系SIer】

IBM 750万円
アクセンチュア 900万円
SAP 905万円

上記の大手SIerの平均年収は最低でも548万円、最高だと1,122万円となっています。

企業にもよりますが平均年収は730万円ほどになります。

平均年収.jp」のデータによると、日本の平均年収が420万円なので、大手SIerで働くと多くの年収が得られると分かりますよね。

特にコンサル系SIerや外資系SIerは、SIer業界の分類の中でも高い年収を稼ぐ人が多数います。

ちか

大手企業で働くのって、なんだか難しそう…。

大手SIerの偏差値ってどれくらいなんでしょうか?

なかがわ

SIerの偏差値については、2ちゃんねるに書き込まれていますよ。

ここで言う偏差値とは「就職難易度」のことで、その企業に入社する難しさをS〜D-で表しています。

さきほど紹介したSIerの業界分類別の就職難易度を、以下の表に示しました。

就職するSIerを選ぶときの参考にしてくださいね。

【ユーザー系SIer】

NTTデータ S
新日鉄住金ソリューションズ B+
伊藤忠テクノソリューションズ B

【メーカー系SIer】

日立システムズ C+
富士通マーケティング C
NECソリューションイノベーター C

【独立系SIer】

大塚商会 B
富士ソフト C
オービック C

【コンサル系SIer】

アクセンチュア A+
野村総合研究所 A+
アビームコンサルティング B-

【外資系SIer】

IBM A-
アクセンチュア A+
SAP S

企業の偏差値を頭に入れつつ、働きたいSIerへ勤めるために必要なものを自覚して、それを身につける努力をしましょう。

また、少しでも年収を上げたいと考えているなら、下記のような転職エージェントに相談してみてください。

完全無料で活用できる上に、自分の市場価値を知ることができるので、使わない手はありません。

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【給料低い?】SIerの平均年収と収入を上げるための4つの秘訣を紹介

【事前に知っておきたい‼︎】大手SIerのメリット・デメリットは?

ちか

大手SIerが稼げることはわかったのですが、その分仕事がきついのではないでしょうか。
働く上でのデメリットが気になります…。

なかがわ

そうですね。
確かに将来性があり稼げる職業であることは間違いありませんが、良くない面もあります…。
働く上で実際にどんな特徴があるのか解説します…‼︎

大手SIerに入社する前に、どんなデメリットがあるのかしっかり抑えておくべきです。

事前に理解しておくことで入社後に後悔することも少なくなり、満足いく働き方ができるでしょう。

大手SIerのデメリット:平均年齢が高く、仕事のスピード感がない

デメリットとしては平均年齢が高めであることが挙げられ、半数以上が40歳以上であることも決して珍しくありまえせん。

そのため、管理職も多く社内での意思決定に時間がかかることが多い傾向にあります。

IT業界の流れは早いため、場合によっては中堅SIerやベンチャー企業のスピード感に負けシェアを取れらてしまうこともあるでしょう。

なかがわ

大手企業にありがちな意思決定の遅さはデメリットになります。
対策として大手でも新規事業に力をいれていたり、平均年齢が若い企業を選ぶのもいいですね…‼︎

特にそういったことからも短期間でスキルアップして昇進したい若手社員にとっては歯痒さを覚えることもあるでしょう。

大手SIerのメリット:給料や休みなど安定しながらも市場価値を高めることができる

なんと言っても大手SIerには給料や休みなど良い労働環境が整っています。

移り変わりの激しいIT企業では不安定が企業も多い中、大手SIerは福利厚生が手厚く、給料水準もかなり高いです。

また、大手SIerで事業規模の大きな仕事に携わることで一流のスキルやノウハウを身につけ自分の市場価値を上げることができます。

なかがわ

フリーランスや独立など、個人で働く時にも大きな仕事に携わった経験は顧客からの信頼に繋がりますね‼︎

また、普段から市場価値を上げておくことでいざと言う時の転職にも困ることはないでしょう。

大手のSIerへ転職するため有利になるスキル3つ

ちか

大手のSIerで働くには、どういうポイントが大切なんですか?

なかがわ

大手のSIerへ勤めるためには、必要な能力が3つあります。

大手のSIerへ転職するために重要な3つのポイントを順に解説しますね。

大手のSIerへ転職するために重要な3つのポイント
  1. 顧客の問題を解決するコンサルタント能力
  2. システム開発全体をまとめるマネジメント能力
  3. IT技術に関する幅広い知識

【ブラック回避】SIerからの転職を成功させる3つのポイントを解説

ポイント1.顧客の問題を解決するコンサルタント能力

顧客の問題を解決するコンサルタント能力が、大手のSIerで働くためには必要です。

SIerは、

  • クライアントの企業の潜在的な問題点を抽出する
  • 問題を解決する方法を提案する

などをして、クライアントの利益を大きくする手助けをします。

大手のSIerは、大企業から規模の大きい仕事を受ける場合が多いです。

なので、特にレベルの高いコンサルタント力が求められます。

なかがわ

コンサルタント力がないと、クライアントの要望を叶えられないんです。

ポイント2.システム開発全体をまとめるマネジメント能力

大手のSIerで働くには、システム開発全体をまとめるマネジメント能力が大切です。

先程も言いましたが、大手のSIerは大規模な案件を任せられるケースが多々あります。

大きなシステムを作るためには、たくさんの作業工程と、それを実行する人材が必要です。

なかがわ

そのため多くの仕事量や人を管理する人がいないと、開発が成り立ちません。

大手のSIerへ転職するには、システム開発を正確に管理できる能力が重要です。

ポイント3.IT技術に関する幅広い知識

大手のSIerで仕事をしたければ、IT技術に関する幅広い知識が重要になります。

もちろん、ひとつの専門分野に強い技術力を持っていることも、SIerで働く上でプラスです。

しかし大手のSIerではそれだけでなく、

  • 最新の技術を理解している
  • システム開発全体の業務を経験している

というように、開発への知識を豊富に持っている人材が求められます。

なかがわ

また、IT技術以外にも経済や政治、国際知識などへの興味関心も大切です。

ちか

大手のSIerへ転職するには、たくさん学ぶ必要があるんですね…!

技術力以外に大手SIerに転職する人に必要な3つのスキル

ちか

大手のSIerで仕事をするためには、どんなスキルが必要ですか…?

なかがわ

有名なSIerで働きたいなら、求められるスキルは主に3つあります。

3つ順番に見ていきましょう。

大手SIerに転職する人に必要な3つのスキル
  1. 高いコミュニケーション能力
  2. 英語や中国語などの語学力
  3. 人を統括するリーダーシップ

スキル1.高いコミュニケーション能力

大手のSIerへ勤めるには、高いコミュニケーション能力が必要になります。

SIerは、クライアントに求められるシステムを実現するのが仕事です。

したがって、クライアントが作りたいシステムを正確に理解して、形にしなければなりません。

大手のSIerで働きたいなら、

  • 相手の言うことを正しく理解する
  • クライアントの要望を汲み取る
  • 話を分かりやすくまとめる

というように、上手い意思疎通が大切です。

SIerで仕事をする人にコミュニケーション能力がないと、実際にシステムが完成したときのトラブルの原因になります。

スキル2.英語や中国語などの語学力

英語や中国語などの語学力も、大手のSIerで働きたいなら重要です。

大手のSIerが手掛けるシステム開発は、中国やインドなどの海外に業務委託をするケースが増えています。

なかがわ

海外の方が人件費が安く働き手も多いので、開発にかかるコストを押さえられるんです。

なので、海外で開発を行う人に対しての適切に指示が出せるように、語学に堪能な人が重宝されます。

大手のSIerへ転職をしたいなら、語学の習得に力を入れると良いでしょう。

スキル3.人を統括するリーダーシップ

大手SIerで働きたいなら、人を統括するリーダーシップが大切です。

システム開発は、

  • クライアント
  • 他の企業のエンジニア
  • 自社の社員

など、多く人とひとつのチームになって行います。

なかがわ

大手のSIerだと比較的若い年齢でも、開発チームをまとめる役割を任せられるんですよ。

したがって、大手のSIerへ転職をしたいなら、過去にリーダーシップを活かした経験があると有利です。

今から大手のSIerで働くには、前職が同業種の人が有利

ここまで、大手のSIerで働くために重要なポイントや必要なスキルについて解説しました。

ちか

大手のSIerで働くにはコンサルタント力や技術力など、いろんなスキルが必要なんですね…。

なかがわ

そうですね。

大手の企業で働くには、それなりの能力が必要です。

上記のグラフからも、中途採用の場合、最も重視されるのが「職務経験」だとわかります。

大手のSIerへ中途採用で転職しようと思うと、どうしても高い技術力や実務経験が問われる場合がほとんどです。

なので今から大手のSIerで働くには、前職が同業種の人の方が有利に採用が決まります。

未経験から大手SIerに転職するにはポテンシャルが大切

ちか

じゃあ、未経験から大手SIerに転職するのはムリなんでしょうか…?

なかがわ

簡単ではありませんが、不可能ではないですよ。

ただし、未経験から大手のSIerへ勤めようと思うと、

  • 採用に有利になる資格を取る
  • IT業界やSIerの情報をしっかりと集めて志望動機を考える
  • テックキャンプのようなプログラミングスクールで知識を習得する

というように、他の転職希望者よりも努力をしなければなりません。

転職先の企業に、自分の今持っているスキルやこれから先のポテンシャルを上手くアピールできれば、未経験でも大手のSIerに採用される可能性はあります。

なかがわ

確実に転職を成功させたい方には、転職保証制度のあるスクールに通うのがおすすめです。

あなたが、20代であれば、受講料から転職支援まで全て無料でサポートしてくれるGEEK JOB

30代以上であれば、転職保証制度があって、未経験からのIT業界就職に実績のあるDMM WEBCAMP

DMMWEBCAMPは、もし転職ができなかった場合、全額返金してくれる!という嬉しいサービスもあるので、確実に納得した転職がしたいならおすすめのスクールです。

ちか

なるほど…。

未経験からでも大手SIerへの転職はできるんですね!

未経験からSIerへ!会社選びを失敗する3つの原因とその対処法とは?

【分類選びが大切?】大手SIerの選び方と正しい4つのステップ

ちか

ここまで大手SIerについて詳しく教えてもらったのですが、具体的にどんな企業を選べばいいのかわかりません。
私に合った企業の選び方を教えてもらえないでしょうか…?

なかがわ

SIerにも色々あるので迷いますよね。
ここからは具体的な選び方を紹介していきますね…‼︎

SIerと言ってもかなり幅広いため、絞り込んで自分にあった企業を探していくべきです。

まずは自分に合ったSIerの分類を選び、そのあとに自分の要望に合わせて企業を選ぶ流れが一番効率的です。

分類ごとにどのような特徴があったか簡単に復習します。

SIerの分類と特徴
  1. ユーザー系SIer:特定の業界に強く、企業の子会社として親会社やそのグループ企業のシステム開発を行う
  2. メーカー系SIer:コンピューターメーカーのシステム開発を主に行う
  3. 独立系SIer:親会社を持たず、様々なクライアントの要望に対して柔軟に対応する
  4. コンサル系SIer:クライアントの問題を改善し、利益に繋げる
  5. 外資系SIer:日本での事業に参入してきた外国のSI企業で実力主義から高いスキルが求められる

上記の中から自分にあったものを見つけたら企業に対して自身が何を求めているのか確認しましょう。

具体的にはこちらのようなことを考えるといいでしょう。

自分の理想に合ったSIerの特徴4つ
  1. 有名サービスなど大きな仕事に携わりたい人:売上が高い大手SIer
  2. 給料や休み、福利厚生を重視したい人:営業利益が大きい大手SIer
  3. 短期間でスキルを身につけたい人:営業利益率が高い大手SIer
  4. 働きやすい環境を重視したい人:平気年齢が若く、比較的に新しい大手SIer

ここまでに分類ごとの有名企業や売上ランキングも紹介しましたので、振り返りながらどの企業が自分に合っているのかチェックしましょう。

大手SIerに挑戦‼︎具体的な4ステップを紹介‼︎

SIer選びの手順を覚えておくことで効率よく転職活動を行うことができます。

大手SIerに入って満足して働くためにもこれから紹介する具体的な3ステップを参考にしてみてください。

STEP.1
自分にあったSIerの分類を選ぶ
分類ごとに業務内容や得られるスキルが異なるため自分に合うもの決めましょう。
STEP.2
自分の優先事項を確認し、企業選別を行う
仕事内容や給料、福利厚生、成長できる環境など企業に対して自分が求めていることを再確認し、企業を選んでいきます。
STEP.3
気になる企業が決まったら情報収集を行う
企業のHPを確認して、事業内容や方針、勤務地、雰囲気を確認しましょう。
STEP.4
募集する
気になる企業に積極的に応募していきます。公に求人を出していない企業も多いので転職エージェントを通じて応募すると効率的です。

上記のような流れを意識するとスムーズに転職活動を行うことができるでしょう。

気になる企業はリスト化して、積極的に応募すると内定をもらえる可能性も高まります。

なかがわ

特に未経験の人は転職エージェントを利用すると内定をもらいやすいでしょう。
履歴書や面接対策など不安な部分をサポートしてもらえるので心強いですよ‼︎

いきなり大手SIerへ転職するより、中堅SIerをまずは目指すのもおすすめ

ちか

でも、大手のSIerで働こうと思うと、やっぱり難易度が高そう…。

なかがわ

もしいきなり大手SIerへ挑戦するのが不安なら、中堅SIerを狙うのもおすすめです。

中堅のSIerは、大手のSIerほどは採用の難易度が高くありません。

中堅SIerへ転職すれば、働く中でスキルが身につきますよね。

習得した技術があれば、その後大手のSIerへの転職がしやすくなります。

なかがわ

自分に足りないものを補ってから、大手のSIerを目指した方が採用率は高くなりますよ。

とはいえ、未経験から中堅SIerへ転職するのが楽というわけではありません。

今からSIerへ転職をするなら、IT業界に特化した転職エージェントを利用して、効率良く転職を進めましょう。

転職エージェントを利用すれば、

  • 非公開求人を紹介してもらえる
  • 選考書類や面接の対策をしてくれる
  • 専門の転職アドバイザーに相談できる

というように、利用するメリットが豊富ですよ。

なかがわ

転職エージェントを利用するときのポイントは、複数の会社へ登録をすることです。

ちか

えっ!どうしてですか?

大手転職サイトの「リクナビNEXT」の調査によると、転職に成功する人は平均4.2社の転職エージェントに登録しています

複数の転職エージェントに登録をした方が、多くの求人を見る機会が増える上、自分と相性の良いアドバイザーと出会える可能性も高くなります。

ちか

なるほど…!

おすすめの転職エージェントって、どこかありますか?

なかがわ

転職エージェントの数はとても多いので、なんの情報もないと迷ってしまうと思います。

そこで、今回はおすすめの3社を厳選しました。

転職エージェント選びの参考にしてくださいね。


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ちか

未経験者でも転職をサポートしてもらえるんですか?

なかがわ

はい。

実務経験者だけでなく、スキルのない未経験者も登録をしてサポートしてもらうことが可能です。

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IT系フリーランスエンジニア専門のエージェント「Midworks

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MidWorksはIT系のフリーランスへ仕事を紹介してくれるエージェントです。

MidWorksの特徴
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  2. 利用者の希望に応じてクライアントを紹介してくれる。
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MidWorksでは仕事を紹介してもらうだけでなく、保険や交通費など会社員と同じくらいのサポートを受けられます。

フリーランスが働く上で抱える問題を解決してくれるので安心ですよね。

 

なかがわ

しかし完全未経験でフリーランスになろうとする人には、仕事を紹介してもらえません。

フリーランスエンジニアとして働きたいのであれば、

  • プログラミングスクールなどで必要な技術力を身につける
  • 一度企業へ在籍して実務経験を積む

などをする必要があります。

 

他にも、テックキャンプはフリーランスコースもあるプログラミングスクールなので、スキルを身につけるにはおすすめです。

MidWorksは、技術力を高めて自由に働きたい人にぴったりのエージェントとなっています

SIerへ転職したいなら、複数の転職エージェントを活用して、納得できる企業選びをしましょう。

【2022年】SIer企業ランキング徹底比較!失敗しない会社選び3つのポイント

まとめ:未経験から大手SIerで働くには業務経験があると強い

今回は大手のSIerについて解説しました。

大手のSIerで働きたいなら、

  • 顧客の問題を解決するコンサルタント能力
  • システム開発全体をまとめるマネジメント能力
  • IT技術に関する幅広い知識

など、多くの能力が必要になります。

未経験から大手SIerへの転職はできますが、なかなか難しいのが現実です。

そのため今から大手SIerを目指すなら、まずは中堅のSIerから狙ってみてください。

中堅SIerでスキルを磨けば、将来的に大手のSIerへ転職できる可能性が広がりますよ。

ちか

まずは転職エージェントに登録して、スキルが身につくSIerへ転職したいと思います!

なかがわ

今から地道に努力を重ねれば、今後大手のSIerも目指せますよ。

頑張ってくださいね!

【文系でもSIerになれる?】働くときに有利になる2つのポイントを解説