SIerから社内SEに転職する際に使える「転職理由」とは?キャリアチェンジする必要性も詳しく解説

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SIerから社内SEになるメリット

 

1つ目として、ユーザーとの距離が非常に近いということから、スケジュール調整等が容易に行え、クライアントの都合に振り回されることが少なくなります。 次に自社内でのビジネスに関わることから、ビジネスに深く入り込める、場合によっては営業戦略等経営に資するプロジェクトに関われるという点です。 基本的に、社内SEの業務は社内システムやインフラ、基幹システムなど自社でのプロジェクトに関与し、業務を進めることが主業務であり、自社内でのプロジェクトであるからこそ、ビジネスそのものに深く入り込むことができることです。 3つ目としては勤務場所が変わらないという点です。当然といえば当然ですが、SIerのSEなどの他のエンジニアの場合はプロジェクト単位でクライアント先にて常駐するケース等自社ではないケースが多いですが、転勤がない限り、勤務場所が定期的に変わることはありません。 最後に4つ目として、納期の融通が利きやすいという点です。社内SEの業務は本来自社で使用するシステムの開発や管理などであり、そもそも保守運用業務がメインとなります。 ゆえに、新規開発プロジェクト自体が基本的に少ないのですが、新規開発の場合でも社内システムのため納期の融通が利きやすいことから、スケジュールの調整もしやすく、仕事に対するプレッシャーなどはSIerやSEなどの他のエンジニアよりは少ない傾向にあります。

 

SIerから社内SEになるデメリット

 

1つめは、希望の業務に就けないことがあるという点です。 社内SEの転職先の業務内容・形態が様々であることから、社内SEとしてシステムの企画や開発をするつもりが、ヘルプデスクしかさせてもらえないといったケースも稀にあります。 面接時での対話の中で知りうるのが難しいこともありますが、イメージとのギャップが大きさから、早期退職に繋がってしまうケースも稀にあります。

次に挙げられるのは、転職先の企業によっては、裁量の大きさが異なる点になります。 採用される企業にもよりますが、社内SEの仕事内容は多岐にわたることが多く、社内システムにおける企画、構想といった上流工程を担う場合や、人によってはヘルプデスクをはじめとした保守運用、調整業務が中心になることもあります。この部分に気づいていない人がいるのもまた事実です。 このため、前述同様、上流工程の仕事をするつもりが、全く裁量権のない仕事しかできないといったケースもあります。 3つ目は、残業が発生する場合があるということです。社内SE業務は残業が想定より多くなるケースもあります。 納期の融通が利きやすい点はあるものの、社内システム納期前、特にリリース直前となれば当然残業をしてでも仕事を終わらせなければいけないケースは、よくあります。 また、業務が多岐にわたることから担当業務が多くなり、結果、残業が多くなるというケースもあります。

SIerから社内SEになる際の「適切な転職理由」

 

SIerなどから社内SEへの転職される方の志望理由は、一般的に以下が多いです。 * 高い安定感 * 自分の最良で日程管理できる * 最上流工程を手がけられる * 裁量権を持って働ける この理由だけはネガティブに考えると「納期から逃げられる」「指示さえすれば良い」といった考えともとらえられます。 よって、前述のような理由はストレートに記載することは、やめておいたほうが良いです。

自分がしたいことは何か?何のためにしたいのか?ということが重要です。 社内SEは、経営陣、各事業部門といった社内部門や、コンサルタント、ベンダー、開発や運用を外注するパートナー等社外の方々といった様々な人たちと折衝を行う立場になります。 それぞれ事情や主張が異なる方々と、どう落としどころを見つけるか等を考える必要があり、かつ「作業内容や必要性」の議論をする重要なポジションといえるでしょう。

経営目線での適切な判断をする上でも、コミュニケーション能力や専門性が必要であり、それに対しての責任は非常に大きいものになります。 よって、こういった役割を理解したうえで、上昇志向、チャレンジ意欲、やりがいといったものを、念頭において、転職理由を記載することが重要です。

社内SEに転職するためにはどうすれば良いか

とりあえず、転職サイトに登録することが、まず一つ目です。 システムエンジニアのスキルと経験は、どんな社内SEでも活かせることができることから、考えすぎて転職活動が遅れ機会損失する前に、求人やエージェントの話を聞きながら教養を養うことが効果的です。 二つ目は、社内SEのリサーチをすること。社内SE業務は多岐にわたります。上流工程、保守運用業務、ヘルプデスクなど、自分の考えている以上に業務が多岐にわたることから、転職先でどんな仕事を求められているのかは重要です。

三つ目は、履歴書の更新です。転職するにあたり、履歴書は転職したい業態、事業内容等、求人に合わせてカスタマイズすることが重要です。 エージェントの話を聞くことでDX関連の求人に申し込みたいとなった場合、プログラムマネジメントの業務経験や、業務プロセス改革(BPR)の経験などをフォーカスし記載することで、提出先にも有効な手段となります。 つまり、履歴書は自分にとってある程度進みたい道、もしくは転職先が固まってから、求人に合わせて柔軟に準備することが必要です。